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【今日は何の日?】6月の祝日・記念日まとめ|意味・由来・豆知識でカレンダーが楽しくなる📅✨

【今日は何の日?】5月の祝日・記念日まとめ|意味・由来・豆知識でカレンダーが楽しくなる📅✨




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5月1日

日本赤十字社創立記念日

日本赤十字社創立記念日は、日本赤十字社の前身である「博愛社」が設立された日を記念するものです。
1877年(明治10年)、西南戦争の負傷者を敵味方の区別なく救護するため、佐野常民と大給恒らによって博愛社が設立されました。これが日本赤十字社の始まりです。
その後、1886年(明治19年)に日本政府がジュネーブ条約に加盟し、翌年に博愛社は「日本赤十字社」へと改称されました。
これにより、日本は世界で19番目の赤十字社として正式に認められました。
現在、日本赤十字社は災害救護、医療、献血事業、国際人道支援など幅広い活動を展開しており、5月1日はその歴史と精神を振り返る重要な日となっています。




5月2日

えんぴつ記念日

えんぴつ記念日は、日本で初めて鉛筆の工場生産が始まったことを記念する日です。
1886年(明治19年)または1887年(明治20年)の5月2日、真崎仁六が東京・新宿に「真崎鉛筆製造所」を設立し、日本初の鉛筆工場生産を開始しました。
これにより、日本国内での鉛筆の製造・販売が本格化し、文房具産業の発展に大きく貢献しました。
現在も鉛筆は、教育や創作活動に欠かせない筆記具として広く使われています。
えんぴつ記念日は、鉛筆の歴史や文化を振り返り、その価値を再認識する機会となっています。




5月3日

憲法記念日

憲法記念日は、日本国憲法の施行を記念する祝日です。
1947年(昭和22年)5月3日に日本国憲法が施行され、それを記念して1948年(昭和23年)に「国民の祝日に関する法律」により憲法記念日が制定されました。
日本国憲法は、国民主権・基本的人権の尊重・平和主義の三つの基本原則を掲げており、特に第9条では戦争放棄を明記し、世界的にも特徴的な憲法となっています。
この日は、憲法の意義を考え、民主主義や人権について議論する機会として、各地で講演会やシンポジウムが開催されます。




5月4日

みどりの日

みどりの日は、自然に親しみ、その恩恵に感謝することを目的とした国民の祝日です。
もともとは昭和天皇の誕生日(4月29日)が「みどりの日」とされていましたが、2007年から現在の5月4日に移動しました。
この祝日は、昭和天皇が植物や自然を愛したことに由来し、環境保護や緑化活動の重要性を考える機会として制定されました。
国民の祝日に関する法律では、「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む」ことを趣旨としています。
みどりの日には、全国各地で植樹祭や環境保護イベントが開催され、動物園や植物園などの施設が無料開放されることもあります。
また、4月15日から5月14日までの「みどりの月間」では、自然環境の保護や緑化への理解を深めるための活動が行われます。




5月5日

こどもの日

こどもの日は、子どもの健やかな成長を願い、幸福を祝う国民の祝日です。
1948年に制定され、男女を問わずすべての子どもたちを対象としています。
また、「こどもの日」と同日に男の子の成長を祝う「端午の節句」がありますが、別物です。
全国各地で子ども向けのイベントが開催され、動物園や博物館が無料開放されることもあります。
こどもの日を通じて、子どもたちの未来を考え、家族で楽しい時間を過ごす機会となっています。




5月6日

ふりかけの日

日本の食文化の一つである「ふりかけ」の魅力を広めることを目的に、一般社団法人国際ふりかけ協議会によって制定された記念日です。
この日は、ふりかけの元祖とされる熊本県の薬剤師・吉丸末吉氏の誕生日(1887年5月6日)にちなんでいます。
吉丸氏は、大正時代に日本人のカルシウム不足を補うため、魚の骨を粉末にして味付けし、ご飯にかけて食べる「ご飯の友」を考案しました。
これが現代のふりかけの原型とされ、以降、さまざまな種類のふりかけが登場し、家庭の食卓に欠かせない存在となりました。
ふりかけの日は、そんな歴史や栄養価、そして手軽さと美味しさを再認識する日。
ご飯にふりかけをかけるだけで、ちょっとした幸せが広がる——そんな日本らしい食文化を楽しむきっかけになりますね。




5月7日

博士の日

日本で初めて博士号が授与されたことを記念する日です。
1888年(明治21年)5月7日、文部省(現在の文部科学省)が、伊藤圭介や山川健次郎ら25人に日本初の博士号を授与しました。
これをきっかけに、法学・医学・工学・文学・理学の5分野で博士号が設けられ、日本の高等教育制度が本格的に整備されていきました。
この日を通じて、学問の重要性や研究者の努力に思いを馳せるとともに、「博士(はくし)」という称号の意味や価値を再認識する機会となっています。
ちなみに「博士」は「はかせ」とも読みますが、学位としては「はくし」と読みます。




5月8日

松の日

日本の代表的な樹木である「松」を大切にし、その保護と緑化意識を高めることを目的に制定された記念日です。
1989年(平成元年)、「日本の松の緑を守る会」によって制定されました。
この日付は、同会が1981年5月8日に全国大会を開催したことに由来しています。
松は古くから日本文化に深く根ざし、長寿や不老不死の象徴として親しまれてきました。
正月の門松や松竹梅など、祝い事や縁起物としても登場します。
松の日は、そうした文化的背景を再認識し、松をはじめとする自然との共生を考えるきっかけとなる日です。
現在では、「日本緑化センター」がその活動を引き継ぎ、緑化推進や環境保全の啓発活動を行っています。
松の日を通じて、身近な自然に目を向けてみるのも素敵ですね。




5月9日

アイスクリームの日

日本でアイスクリームの魅力を広めることを目的に、日本アイスクリーム協会が1964年に制定した記念日です。
この日は、同年5月9日に東京・明治神宮外苑で開催された「アイスクリームフェスタ」が大盛況だったことに由来しています。
記念日には、アイスクリームの消費促進や冷菓文化の普及を目的としたイベントが全国で行われ、無料配布や限定フレーバーの販売なども実施されます。
5月は気温が上がり始める時期で、「アイスのシーズンイン」を告げる日としても親しまれています。
ちなみに、アメリカでは7月の第3日曜日が「ナショナル・アイスクリーム・デー」とされており、日本とは異なる日付で祝われています。
5月9日は、日本独自の“冷たい幸せ”を味わう日なんですね。




5月10日

街区表示板の日

私たちの暮らしに欠かせない「住所表示」の仕組みを再認識するための記念日です。
1962年(昭和37年)5月10日に「住居表示に関する法律」が施行されたことを記念して制定されました。
それまでの日本では、住所は「地番」で表されており、分かりにくく混乱を招くこともありました。
この法律の施行により、「○○町○丁目○番○号」といった分かりやすい表記が全国に広まり、それを示すために設置されたのが街区表示板です。
街区表示板は、郵便や宅配、ナビゲーションの正確な配達を支えるだけでなく、災害時や緊急時の現在地確認にも役立つ重要なインフラです。
自治体ごとに異なるデザインや色使いもあり、地域の個性や歴史が垣間見える点も魅力のひとつ。
この日をきっかけに、普段見過ごしがちな街の“道しるべ”に目を向けてみると、新たな発見があるかもしれません。




5月11日

おろしそばの日

福井県の名物料理「おろしそば」の魅力を広めるために制定された記念日です。
冷たいそばにピリッと辛い大根おろしをのせたシンプルながら奥深い味わいのこの料理は、福井県民にとって“ソウルフード”ともいえる存在です。
この記念日は、福井県越前市の老舗そばメーカー「宗近」が中心となり、2024年5月11日に開催されたギネス世界記録挑戦イベントで、8時間以内に4,013杯のそばを販売し記録を達成したことをきっかけに誕生しました。
「みんなでたべよう『おろしそば』の日」として、家族や仲間と一緒におろしそばを楽しむ文化を広めることを目的としています。
毎年この日には、イベントやキャンペーンが行われ、福井の味を全国に発信する機会となっています。




5月12日

ナイチンゲールデー

近代看護の創始者とされるフローレンス・ナイチンゲールの誕生日(1820年5月12日)にちなんで制定された記念日です。
彼女はクリミア戦争での献身的な看護活動により「ランプの貴婦人」「白衣の天使」と称され、看護の在り方を大きく変えた人物として知られています。
この日は、世界中で看護師の功績を称え、看護の重要性を再認識する機会とされています。
日本でも、看護週間(5月12日を含む週)に合わせて、看護に関するイベントや啓発活動が行われます。
ナイチンゲールは、統計学を用いて衛生環境の改善を訴え、医療現場の改革を推進しました。
その精神は、現代の看護にも受け継がれています。
ナイチンゲールデーは、医療従事者への感謝とともに、命を支える看護の尊さに思いを馳せる日でもあります。




5月13日

愛犬の日

犬との絆を深め、その存在に感謝する日です。
この記念日は、1956年(昭和31年)5月13日に開催された大規模な犬のイベントに由来します。
イベントを主催したのは、犬専門誌『愛犬の友』を発行していた誠文堂新光社で、当日は健康相談やドッグショー、犬のファッションショーなど多彩な催しが行われました。
この日をきっかけに、犬を「家族の一員」として大切にする文化が広まり、現在では「愛犬の日」として定着しています。
愛犬の日には、いつもより長めの散歩をしたり、健康チェックをしたり、写真を撮って思い出を残すなど、愛犬との時間を見つめ直してみましょう。
また、保護犬支援や動物福祉について考える日としても意義深く、犬と人との共生を考える良い機会となっています。




5月14日

けん玉の日

日本の伝統玩具「けん玉」の魅力を広めることを目的に、一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)が2017年に制定した記念日です。
この日は、現代けん玉の形を生み出したとされる江草濱次(えぐさ はまじ)氏の誕生日にちなんでいます。
彼は大正時代に「日月ボール」を改良し、現在のけん玉の原型を完成させました。
けん玉は、玉を皿に乗せたり剣先に刺したりする遊びで、集中力やバランス感覚を養えることから、子どもから大人まで幅広く親しまれています。
最近では、国内外で競技大会や段位認定も行われ、ストリートカルチャーとしても注目を集めるようになりました。
5月14日には、けん玉のイベントや体験会が開催され、世代を超えて楽しめる日本の伝統文化として再評価されています。




5月15日

Jリーグの日

日本のプロサッカーリーグ「Jリーグ」が開幕した日を記念して制定された記念日です。
1993年(平成5年)5月15日、国立競技場で行われたヴェルディ川崎対横浜マリノスの試合を皮切りに、Jリーグは華々しくスタートしました。
この開幕戦では、横浜マリノスが2対1で勝利を収め、約6万人の観客が熱狂しました。
「Jリーグの日」の目的は、Jリーグの原点を忘れず、サッカーを通じた社会貢献や地域との絆を再確認することにあります。
Jリーグは、地域密着型のクラブ運営を特徴とし、スポーツを通じて「夢・感動・誇り」を届ける存在として、日本のスポーツ文化に大きな影響を与えています。
この日は、そんなJリーグの歩みと意義を振り返る特別な日です。




5月16日

旅の日

日本の旅文化を見つめ直し、その魅力を再発見することを目的に制定された記念日です。
1988年(昭和63年)、旅を愛する作家や文化人によって結成された「日本旅のペンクラブ」が、松尾芭蕉が『奥の細道』の旅に出発した日(1689年5月16日)にちなんで制定しました。
芭蕉はこの日、江戸・深川を出発し、東北や北陸を巡る長い旅に出ました。
その旅の記録は後に『奥の細道』としてまとめられ、日本文学や旅文化に大きな影響を与えました。
「旅の日」は、そんな芭蕉の精神に思いを馳せ、現代の私たちも「旅の心」を大切にしようという願いが込められています。
観光だけでなく、心の豊かさや自然とのふれあいを見つめ直す機会として、静かに旅の本質を考える日でもあります。




5月17日

お茶漬けの日

日本の食文化「お茶漬け」の魅力を広めるために、株式会社永谷園が2012年に制定した記念日です。
この日は、永谷園のルーツである永谷宗七郎(宗円)の命日にちなんでいます。
永谷宗七郎は江戸時代に煎茶の製法を確立し、煎茶の祖として知られる人物で、京都では「茶宗明神」として祀られています。
永谷園は、1952年にインスタント食品「お茶づけ海苔」を発売し、家庭で手軽にお茶漬けを楽しめる文化を築きました。
この日は、そんな歴史ある食文化と、永谷園の功績をたたえる日として、全国でお茶漬けの魅力を再発見するきっかけとなっています。




5月18日

ことばの日

「ことば」の大切さや力を見つめ直し、人と人とのつながりに感謝する日として制定された記念日です。
語呂合わせで「こ(5)・と(10)・ば(8)」と読めることに加え、5月の新緑の「葉(ば)」が豊かさを象徴することから、この日が選ばれました。
この記念日は、2019年に横浜で開催された「言葉の企画」講座の参加者たちのアイデアから生まれました。
言葉には、感謝や励まし、愛情などの気持ちを伝える力があり、手話や点字なども含めて多様な形で人と人をつなぐ役割を果たしています。
「ことばの日」は、普段何気なく使っている言葉の重みや温かさに気づき、丁寧に言葉を使うことの大切さを再認識する機会です。
大切な人に手紙を書いたり、好きな詩を読み返したりすることで、ことばの魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。




5月19日

ボクシングの日

日本人初のプロボクシング世界チャンピオンが誕生したことを記念して制定された日です。
1952年5月19日、白井義男選手が世界フライ級王者ダド・マリノに判定勝ちし、日本ボクシング史に名を刻みました。
この快挙は、戦後の混乱期にあった日本にとって大きな希望となり、湯川秀樹博士のノーベル賞受賞や古橋広之進選手の世界新記録と並ぶ明るいニュースとして国民に勇気を与えました。
この日は、日本プロボクシング協会によって制定され、毎年5月19日には後楽園ホールなどで若手選手の試合やイベントが開催されます。
スポーツとしての魅力だけでなく、努力と挑戦の精神を称える日でもあります。




5月20日

世界ミツバチの日

ミツバチの重要性とその保護の必要性について世界的な認識を高めるために、2017年に国連総会で制定された国際デーです。
この日は、近代養蜂の先駆者アントン・ヤンシャの誕生日(1734年5月20日)にちなんでいます。
彼はスロベニア出身で、ミツバチの生態や養蜂技術の発展に大きく貢献しました。
ミツバチは、作物の受粉を担う花粉媒介者として、私たちの食料生産や生態系の維持に欠かせない存在です。
しかし、農薬や気候変動、生息地の減少などにより、世界中でその数が減少しています。
この日には、ミツバチの保護や生物多様性の大切さを伝えるイベントや教育活動が各地で行われます。
私たち一人ひとりが自然との共生を考えるきっかけとなる日でもあります。




5月21日

小学校開校の日

日本で初めて近代的な小学校が開校したことを記念する日です。
1869年(明治2年)5月21日、京都市に「上京第二十七番組小学校」が開校しました。
これは、町ごとの自治組織「町組」が協力して設立したもので、当時はまだ義務教育制度が整っていない中、地域の人々が教育の重要性を理解し、自主的に資金を集めて学校を作り上げたという点で画期的でした。
この取り組みは京都市内に広がり、同年中に多くの小学校が誕生したといわれています。
小学校開校の日は、そうした地域の努力と教育への情熱をたたえる日であり、現代の私たちが教育の原点を見つめ直す機会でもあります。
現在では全国的な行事は少ないものの、各地の学校で独自の開校記念日が設けられ、地域に根ざした教育の歴史が今も受け継がれています。




5月22日

ほじょ犬の日

身体障害者の自立と社会参加を支える「補助犬」への理解と普及を目的に制定された記念日です。
2002年5月22日に「身体障害者補助犬法」が成立したことにちなんでおり、記念日は社会福祉法人日本介助犬協会によって提唱されました。
補助犬には、盲導犬・介助犬・聴導犬の3種類があり、それぞれ視覚・肢体・聴覚に障害のある方の生活を支援します。
補助犬法では、これらの犬が公共施設や交通機関、店舗などに同伴できることが定められていますが、まだ社会的な理解が十分とはいえません。
この日は、補助犬の役割やマナー、同伴者の権利について広く知ってもらうためのイベントや啓発活動が行われます。
補助犬とともに生きる人々の尊厳と自由を支えるために、私たち一人ひとりが理解を深めることが求められています。




5月23日

難病の日

難病に対する理解と支援を広めることを目的に、日本難病・疾病団体協議会(JPA)が制定した記念日です。
この日は、2014年5月23日に「難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)」が成立したことにちなんでいます。
難病とは、原因が不明で治療法が確立されておらず、長期にわたる療養が必要な病気のことを指します。
日本では指定難病として300以上の疾患が認定されており、患者数は決して少なくありません。
難病の日は、そうした患者や家族の思いに寄り添い、社会全体で支える意識を高める日でもあります。
この日には、啓発ポスターの掲示やイベント、SNSでの情報発信などが行われ、難病に対する正しい知識と共生の大切さが呼びかけられます。




5月24日

伊達巻の日

日本の伝統料理「伊達巻」の魅力を再発見し、その文化的価値を広めることを目的に制定された記念日です。
この日は、戦国武将・伊達政宗公の命日(慶長19年5月24日)にちなんでいます。
伊達巻の名前の由来には諸説ありますが、政宗公が好んだ料理に似ていたことや、彼の“洒落者”としてのイメージに重ねて名付けられたともいわれています。
記念日は、大阪府吹田市の食品メーカー「株式会社せんにち」によって制定されました。
伊達巻は、甘く味付けした卵を焼いて巻いた料理で、おせち料理や大阪寿司の具材として親しまれています。
ふんわりとした食感と上品な甘さが特徴で、見た目の華やかさからも祝いの席にぴったりの一品です。
この日は、伊達巻を食べたり、手作りに挑戦したりして、日本の食文化に触れる良い機会となっています。




5月25日

食堂車の日

日本で初めて列車に食堂車が登場したことを記念する日です。
1899年(明治32年)5月25日、私鉄の山陽鉄道(現在のJR山陽本線)で、食堂付き一等車が神戸〜三田尻(現在の防府)間を走る急行列車に連結されました。
これが日本初の食堂車とされています。 当初は洋食を提供する一等・二等専用の車両で、三等客は利用できませんでしたが、1906年には三等急行にも和食堂車が登場し、より多くの人が利用できるようになりました。
その後、戦争や経済状況の影響で一時廃止されるも、戦後には復活し、昭和の列車旅を彩る存在となりました。
現在では、定期列車での食堂車はほとんど姿を消しましたが、豪華観光列車などでその伝統が受け継がれています。
食堂車の日は、そんな鉄道文化の一端を振り返る良い機会です。




5月26日

ラッキーゾーンの日

野球の試合をより盛り上げるために設けられた「ラッキーゾーン」の歴史を振り返る記念日です。
1947年5月26日、阪神甲子園球場に日本初のラッキーゾーンが設置されたことにちなんでいます。
ラッキーゾーンとは、外野フェンスの内側に設けられた柵で、ホームランが出やすくなるように設計されたエリアのこと。
球場が広すぎて本塁打が少なかったため、観客の興奮を高める目的で導入されました。
しかし、選手の体格向上やバット・ボールの性能向上により、打球の飛距離が伸びたことで、ラッキーゾーンの必要性が薄れ、1992年には甲子園から撤去されました。
現在では、福岡PayPayドームの「ホームランテラス」など、観戦席としてラッキーゾーンの名残を感じられる球場もあります。
野球の進化とともに変化してきた球場の工夫に思いを馳せる日ですね。




5月27日

百人一首の日

日本の古典文学の名作「小倉百人一首」が完成したとされる日を記念して制定された日です。
1235年(文暦2年/嘉禎元年)5月27日、歌人・藤原定家が親友の宇都宮入道蓮生(藤原頼綱)の依頼を受け、百人の和歌を選び、京都・嵯峨の小倉山荘の障子に書き写したと『明月記』に記されています。 この百人一首は、天智天皇から順徳天皇までの100人の歌人の和歌を一首ずつ収めたもので、恋や四季、旅など多彩なテーマが詠まれています。
江戸時代には庶民の間でも「歌がるた」として親しまれ、明治以降は競技かるたとして発展しました。
百人一首の日は、和歌の美しさや日本語の豊かさを再認識し、伝統文化に親しむきっかけとなる日です。




5月28日

花火の日

日本の夏の風物詩である花火の起源にちなんだ記念日です。
1733年(享保18年)のこの日、第8代将軍・徳川吉宗が、飢饉や疫病で亡くなった人々の慰霊と悪疫退散を願い、隅田川で水神祭とともに花火を打ち上げたのが始まりとされています。
この行事は「両国川開きの花火」として定着し、やがて庶民の楽しみとして広まりました。
江戸時代には、花火師「玉屋」と「鍵屋」が技を競い合い、観客が「たまや〜!」「かぎや〜!」と声をかける文化も生まれました。
花火は一瞬で消える美しさから「粋」の象徴とされ、現代でも夏の夜空を彩る風物詩として親しまれています。
5月28日は、そんな花火の歴史と文化を振り返り、平和と鎮魂の意味を再認識する日でもあります。




5月29日

エベレスト登頂記念日

世界最高峰エベレスト(標高8,848m)への人類初の登頂成功を記念する日です。
1953年5月29日、ニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリーと、シェルパ族のテンジン・ノルゲイが、イギリス隊の一員としてエベレストの頂上に立ちました。
この偉業は、長年にわたる多くの挑戦と失敗を経て達成されたもので、人類の探究心と挑戦の象徴とされています。
ヒラリーは過去にも2度登頂に挑戦しており、3度目の挑戦でついに成功。
彼の功績は高く評価され、イギリス女王エリザベス2世から「サー」の称号を授与されました。
この記念日は、登山だけでなく、困難に立ち向かう勇気や努力の大切さを思い出させてくれる日でもあります。




5月30日

文化財保護法公布記念日

日本の貴重な文化財を守るための法律「文化財保護法」が公布されたことを記念する日です。
この法律は、戦後の混乱期に多くの文化財が失われたことを受けて制定されました。
特に、1949年に起きた法隆寺金堂の火災は、文化財保護の必要性を強く世に訴えるきっかけとなりました。
文化財保護法は、国宝や重要文化財、史跡、名勝、天然記念物などを対象に、保存・修復・公開のルールを定めています。
また、地域の伝統行事や民俗芸能などの無形文化財も保護の対象とされ、日本の多様な文化を未来へとつなぐ役割を果たしています。
この日は、文化財の価値や保護の意義を再認識し、身近な歴史や伝統に目を向ける良い機会となっています。




5月31日

郵政省設置記念日

1949年(昭和24年)に旧・逓信省が分割され、郵政省と電気通信省(後のNTT)が新たに設置されたことを記念する日です。
郵政省は、郵便・貯金・簡易保険といった生活に密着したサービスを一体的に提供し、全国津々浦々にインフラを築いてきました。
この再編は、戦後の行政体制の再構築の一環として行われ、翌6月1日から正式に業務が開始されました。
郵政省はその後、2001年の省庁再編で総務省に統合され、民営化を経て現在の日本郵政グループへとつながっています。
5月31日は、郵便制度の歴史や“思いを届ける”という文化の価値を再認識する日でもあります。
手紙やはがきに込められた温もりを思い出しながら、郵便の役割に感謝を伝えてみるのも素敵ですね。




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